就活を制す自己分析のやり方まとめ

 

「就活での自己分析のやり方がわからない」

「そもそも自己分析って何?」

「自己分析って必要なの?」

という疑問を抱えている就活生も多いのではないでしょうか?

 

「そもそも自己分析が必要なのかどうか」には賛否両論あるかと思います。

しかし、自分にマッチした企業を見つけるためには自己分析はやはり必要不可欠なものです。

 

自己分析は企業とのマッチングで必要不可欠

自己分析が必要な理由として以下のような今まで考える機会がなかった「自分のこと」が分かるようになり、面接やESなどに必要な自己PRに活かすことができるからです。その結果、企業とマッチングしやすくなるのです。

  • 強み・弱み
  • 得意・不得意
  • 好き・嫌い
  • 考え方の癖
  • 充実感を感じるポイントなど

 

また、当然ですが企業によって求める人材像は異なります。

例えばあなたの強みが「好奇心旺盛でいろんなものに興味がある」だったとします。

しかし、あなたの志望する企業の求める人材像が「粘り強く一つの物事を徹底的にやり抜く人」だったらどうでしょうか?

当然ながらミスマッチが起こってしまいますよね。

就職活動の面接は「恋愛」に似ている部分があり、お互いの相性、価値観、考え方、方向性がマッチしているかどうかが採用不作用を分けるカギとなります。

 

なので、しっかりと自己分析で「自分軸」を確立し、それに合わせて企業を選ぶようにすればミスマッチも自然と少なくなり、面接も通るようになるはずです。

 

この記事では、「そう言われてもやり方が分からない」という方のために自己分析のやり方を簡単にまとめています。

「これから就職活動に臨む」という方はぜひ参考にしてくださいね。

 

自己分析のやり方①感情を揺さぶられた瞬間を思い出す

思い出せる範囲内でいいのですが、過去を振り返り、自分の感情が大きく揺さぶられた瞬間を思い出し、書き出します。

  • 嬉しかったこと
  • 心踊ったこと
  • 嫌だなと思ったことなど


小学校〜大学まで振り返ることができれば十分です。

 

具体例)

  • 小学校の時、運動会のかけっこで1番になって嬉しかった
  • 中学の時、数学の問題が解けるようになるのが嬉しかった
  • 高校の時、生徒会でみんなをまとめるのが楽しかった
  • 大学の時、海外旅行でいろんな国へ行って楽しかった
  • 大学の時、サークルの体育会系のノリが嫌いだった

 

どんな小さなことでもいいので、まずは過去に自分の感情が揺さぶられた瞬間を書き出してみましょう。

 

自己分析のやり方②「なぜ?」「なぜ?」と深掘りする

「自分の感情を揺さぶられた瞬間」をある程度書き出し終えたら次はそれに対して「なぜ嬉しかったのか?」「なぜ楽しかったのか?」「なぜ嫌だったのか?」と深掘りします。

深掘りすると「自分が何が好きでどんな職業に向いているか」が自然と明らかになってきます。

先ほどの具体例で考えてみます。

 

具体例①

「小学校の時、運動会のかけっこで1番になって嬉しかった」

                    ↓

「なぜ嬉しかったのか?」

                    ↓

「周りのみんなに注目されるのが気持ちよかった」

                    ↓

「なぜそれが気持ちいいのか?」

                    ↓

「目立つのが好きだから」

                    ↓

【1人で黙々とやる仕事ではなく、人前に出る職業】

 

具体例②

「中学の時、難しい数学の問題が解けるようになるのが嬉しかった」

                    ↓

「なぜ嬉しかったのか?」

                    ↓

「難しいことが分かるようになるのが楽しい」

                    ↓

「なぜそれが楽しいのか?」

                    ↓

「難しいことでも構造化して理解するのが好きだから」

                    ↓

【構造化、問題解決要素の強い職業】

 

具体例③

「高校の時、生徒会でみんなをまとめるのが楽しかった」

                    ↓

「なぜ楽しかったのか?」

                    ↓

「自分が指示する通りにみんなが動くのが気持ちよかった」

                    ↓

「なぜそれが気持ちいいのか?」

                    ↓

「人の上に立って指示するのが好きだから」

                    ↓

【人をまとめるような職業】

 

具体例④

「大学の時、海外旅行でいろんな国へ行って楽しかった」

                    ↓

「なぜ楽しかったのか?」

                    ↓

「いろんな人に会うのが楽しいから」

                    ↓

「なぜそれが楽しいのか?」

                    ↓

「様々な価値観を知るのが好きだから」

                    ↓

【いろんな人に会うことができる職業】

 

具体例⑤

「大学の時、サークルの体育会系のノリが嫌いだった」

                    ↓

「なぜ嫌いだったのか?」

                    ↓

「飲み会で無理やり酒を飲まされるのが嫌だった」

                    ↓

「なぜそれが嫌なのか?」

                    ↓

「自分のペースを大事にして生きていたいから」

                    ↓

【周りに急かされることなく、自分のペースで物事を進められる職業】

 

このように、「自分の感情を揺さぶられた出来事」を深掘りしていくことで自然と「自分が何が好きか」「どんな職業や職場に向いているか」が分かるようになっていきます。

これをベースに企業選びをしていくようにしましょう。

 

自己分析のやり方③他己分析で客観的自分を知る

とはいえ自己分析だけではカバーしきれていない部分もあるでしょう。

そんな時は身近な友達や親、兄弟姉妹などに「他己分析」してもらうようにしましょう。

 

他己分析とは他人にあなたの「長所・短所」「強み・弱み」を客観的に分析してもらうことです。というのも自己分析は自分1人で行うのでどうしても「主観的」になりがちです。

そこで他人に客観的にあなたを分析してもらうことにより自分では気づいていなかった「強み・弱み」を見つけることができます。

 

また、自己PRの際に主観的に考えた「自分の強み」よりも客観的意見を取り入れた「自分の強み」の方が説得力が増します。

「あなたは友達にどんな人だと言われますか?」という質問は面接では頻出ですので他己分析で客観的自分を明確にしておきましょう。