就活での正しいマナー【場面別】

 

「就活での正しいマナーがわからない」

「OB・OG訪問でのマナーがわからない」

「会社説明会で注意することは?」

「面接での正しいマナーは?」

就活では様々な場面でマナーに気をつけなければなりません。

 

2017年にリクルートが公開したデータによれば、企業が採用の時に最も重視している項目は「人柄」 となっています。

参考URL https://www.recruitcareer.co.jp/news/20150215_01.pdf

「人柄」はマナーや話し方、立ち振る舞いの節々に滲み出てくるものなので、良い印象を与えるためにはしっかりと正しい就活マナーを覚えることが必要不可欠です。

 

この記事では、「就職活動時の正しいマナー」を場面別に紹介しますので、「就活マナーがイマイチよくわからない」という方はぜひ参考にしてみてください。

 

就活での正しいマナー【OB・OG訪問編】

「OB・OG訪問」とは自分が志望する「業界」や「企業」で働いている自分の大学などのOB・OGを訪問し、社内のリアルな「雰囲気」や「実際の業務内容」「先輩社員や上司の人柄」などを知り、就職活動の際の参考にすることです。大半はカフェやレストランで行うことが多いので食事マナーにも気をつける必要があります。

 

ここでは、OB・OG訪問での注意すべきマナーを以下の通りまとめました。

 

OB・OG訪問で注意すべきマナー

  • 遅刻は基本的に厳禁
  • 事前に業界研究をしておく
  • 事前に質問したいことをまとめておく
  • メモをしっかり取る
  • 食事の作法に気をつける
  • お会計時に気を遣って財布を出す
  • 訪問後にはお礼メールを送る

 

就活での正しいマナー【会社説明会編】

会社説明会とは、企業が個別で場所と時間を設けて企業理念や深い事業・仕事内容などを学生に紹介する場所です。

合同説明会とは違い、その企業に興味のある学生だけが参加するので第一次選考などを兼ね備えている場合もあります。

なので、マナーをしっかり意識することが好印象につながります。

 

ここでは、会社説明会で意識すべきマナーを場面別にまとめました。

待機時のマナー
  • 時間に余裕を持って行く
  • 携帯電話は電源を切るか、マナーモードにしておく
  • 前の方の席が空いていたら極力詰めて前に座る
  • 携帯をいじったり、おしゃべりなどをせず、配布された資料に目を通す
  • クリアファイルを用意して書類を丁寧に保存する
質問時のマナー
  • 明らかに企業研究不足だと分かるような的外れな質問をしない
  • 他の人と同じ質問をしない
  • 1人で何度も質問をしない
  • 質問をする前に名前と出身大学を名乗る
  • 質問する前に「本日は貴重なお話ありがとうございます」とワンクッション置く
  • 回答を頂いたらお礼を言う

 

就活での正しいマナー【面接編】

「就活といえば面接」と言っても過言ではないくらい面接は採用不採用に直接関係してきます。

ここでは、面接時に注意するべきマナーを場面別にまとめました。

少し長くなりますが、重要な部分なので最後まで読んでくださいね。

 

受付時のマナー

当然ですが、遅刻はNGです。面接の10〜20分前ほど前に受付を済ませましょう。

面接だけでなく会社説明会やOB訪問などでも時間厳守は社会人としての基本です。

会社に到着したら「こんにちは」と挨拶をし、出身大学と名前と目的を適切な声量で伝えます。

 

例)「こんにちは、本日○時より面接の予約をしております、○○大学の○○と申します。本日はどうぞよろしくお願い致します。」

この時点ですでに選考は始まっています。気合いを入れておきましょう。

待機時のマナー

控え室や応接室に通されて待機する場合は、知り合いがいても大きな声で談笑したりせず、姿勢良く座り、面接の順番が回ってくるのをおとなしく待つようにしましょう。

携帯電話は電源を切っておくかマナーモードに切り替えておきましょう。

 

入室時のマナー

入室時のマナーをしっかり押さえることで第一印象を良くすることができます。

面接室の中から名前が呼ばれたら返事をし、ドアを3回軽くノックし中からの返答を待ちます。

「どうぞ」という声が聞こえたら「失礼致します」と言いながらドアを開けて入室します。

入室したら後ろ手でドアを閉めるのではなく、身体ごと後ろを向いてドアを閉めるようにしましょう。

 

ドアを閉めたら面接官の方を向き、30度の角度でお辞儀をします。

一言「本日は宜しくお願い致します」と言うのも良いかもしれません。

面接時のマナー

椅子にできるだけ浅く腰掛け、背筋を伸ばして着席したら、面接のスタートです。

 

話している時に意識するべきポイントは以下の7つです。

  • 相手の目を見る
  • 笑顔を多めにする
  • 丁寧に話す
  • 適切な声量で話す
  • 質問には「はい」とワンクッション置く
  • 早口になって噛まないように気をつける
  • 強くアピールしたいところはボディランゲージを使う

 

もしも面接官の質問が聞き取れなかった場合は正直に「恐れ入りますが、もう一度質問をよろしいでしょうか?」と聞き返しましょう。

分からない質問をそのままにするのはNGです。

 

退席時のマナー

面接が終わったら着席したまま「ありがとうございました」と一礼をします。

起立した後も再度「本日はお忙しい中、ありがとうございました」と深いお辞儀をします。

挨拶とお辞儀のタイミングは被らないように調整しましょう。

 

その後、ドアに向かって歩き、ドアの前に着いたら面接官の方を振り返って「失礼致します」と再度お辞儀をします。

最後は大きな音を鳴らさないようにドアを丁寧に閉めることで最後まで好印象を残すことができます。

 

まとめ

面接は一挙手一投足まで細かく見られることで緊張してしまうものですが、そう身構えることはありません。受け答えの内容はまた別の話になりますが、一般常識とも言えるマナーをしっかり心得ているか、というところがポイントになりますので、自信を持って行動しましょう。

面接は採用の合否に大きく影響する部分でもありますので、確実な知識を身に着けておきましょう。