書類選考が通るESの書き方を徹底解説!

 

①「ESが通らない」

②「ESを上手く書くためにはどうしたらいいの?」

③「ESの書くときのコツが知りたい」

とお悩みの就活生も多いのではないでしょうか?

エントリーシート(ES)は就職活動で必ず必要なもので、企業に対して最初に自分をアピールする場でもあります。面接でもあなたが書いたESを元に質疑応答がなされます。

しかし、面接に進むためにはESによる「書類選考」を通過しなければなりません。

そのため、ESをできるだけ企業の方が読みやすいように書く必要があります。

 

ここでは「ESを書き方のコツ」を紹介していきます。

「ESが上手く書けない」という方はぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

ESの書き方①基本情報・学歴

ESには氏名、住所、メールアドレス、日付、写真、生年月日、電話番号、学歴などを書く欄があります。書く際に注意すべきことをまとめます。

 

〈基本情報・学歴を書く際に注意すべきこと〉

  • 氏名は正式氏名
  • 住所は都道府県名からマンション・建物名まで記入
  • 休み中に書類が届くのも考慮して現住所以外に「その他住所」を記入
  • 電話番号は必ず日中連絡が繋がるものを記入
  • 日付は企業に提出する日を記入
  • メールで提出する場合は送信日を記入
  • 郵送する場合は投函日を記入
  • 持参する場合は持参日を記入
  • 学歴は学部・学科名を略さない
  • 前職経験がある人は記入
  • 留学経験がある人は記入
  • 退学、転校などの事情も記入

 

ESの書き方②志望動機

志望動機の基本的な書き方としては【入社したらやりたいこと】→【具体的にどんなことがやりたいのか】→【自分の経験との紐付け】という文章の形になります。

あなたが今「やりたい!」と感じていることは何かきっかけがあって生まれたものです。

きっかけも何もないのに「やりたいこと」が生まれるはずはありません。

ですので、志望動機では「やりたいこと」を強く裏付けるために「なぜやりたいと思ったのか?」という根拠を自分の経験から書くようにしましょう。

 

具体例)

「海外事業部門で海外営業に携わりたいです」

                    ↓

「海外事業部門で海外営業に携わりたいです。具体的には英語スキルを活かして日本の製品の良さをもっと海外に広めていきたいです。」

                    ↓

「大学時代に世界一周旅行をした時、いろんな国でメイドインジャパンの製品を見かけ、旅先でも日本の製品が使用できる安心感を感じました。現地の方も「メイドインジャパンの製品は素晴らしい!」と喜んでいるのを何度も見て、もっと日本の製品を広めて世界中の人を笑顔にしたいと思い、それがきっかけで海外営業に興味を持ちました。」

 

この3つができたら次はその企業ならではのオンリーワンの理由を書きましょう。

先ほどの例は「メイドインジャパンの製品を世界中に広げたい」ですが、これでは面接官は「どこのメーカーの製品でもいいのではないか」と思ってしまいます。

 

「御社ではないとダメ」という意思をしっかり伝えるためにはその会社の製品に興味を持った理由を経験談の中から見つけ出しておくようにしましょう。

 

具体例)

「大学時代に世界一周旅行をした時、いろんな国でメイドインジャパンの商品を見かけました。その中でも日本のカップラーメンの味に旅先で何度も感動しました。同時に日本の美味しいカップラーメンがどこでも食べられる安心感も感じました。現地の方も「ニッポンのカップラーメンは美味しい!」と喜んでいるのを何度も見て、もっともっと日本のカップラーメンを広めて世界中の人を笑顔にしたい!世界を旅する日本人に安心感を与えたい!と思い、それがきっかけで日本最大手のカップラーメンメーカーである貴社の海外事業部に入りたいと思いました。」

更には競合他社や競合商品(サービス)を徹底的に調べて比較し、カップラーメンメーカーの中でもその企業特有のオンリーワンの強みを見つけておきましょう。

 

上記のような企業の「オンリーワン」部分を志望動機に盛り込むことで相手に「我が社のことをしっかりと調べている、志望度が高そうだな」と思わせることができます。

 

ESの書き方③自己PR

自己PRの基本的な書き方としては【結論】→【理由】→【仕事へどう活かすのか】という結論先行型の文章の形となります。

 

よくあるのは長々と自分の価値観や経験を述べた後に「私はこういう人間です」とアピールするタイプですが、面接官はただでさえ忙しい業務の合間を縫ってあなたのESを読んでいます。なので、結論を先に持ってきて、全てを読まずとも要点だけ伝わるような文章を心がけましょう。

まずは「私はこういう人間です」と強みを伝え、その後「なぜなら過去にこういうことがあったからです」と強みを裏付けるエピソードを書き、そして「仕事へはこういう風に活かすことができます」と志望企業との業務内容や社風が如何に自分にマッチングしているかを説明しましょう。

 

具体例)

結論(自分の強み):「私は一つの物事を自分なりに考え、徹底的にやり込むことができる人間です」

理由(エピソード):「大学入学当時、私は水泳部に入りました。中学・高校からの友達は大学に入るとみんな水泳をやめていきましたが、私は過去に果たせなかった水泳で全国大会に出たいという夢を忘れることができず、大学4年間は水泳に打ち込みました。中学・高校時代は先生の指示に従って練習をこなすだけでしたが、大学では自分のタイムを記録し、泳ぐフォームを録画して分析し、自分の弱点を潰すように頭を使って練習するようになりました。その結果、全国大会出場の夢を叶えることができました。」

 

仕事へどう活かすのか:「御社は日本の有名なメーカーの一つで、ものづくりに定評がある企業です。数多くの製品の仕組みや作り方を知るのは大変骨の折れる作業かと思いますが、私の徹底的にやり込む性格を活かせば誰よりも御社の製品に詳しくなれます。また、中国製品に押されて停滞気味な日本のものづくり産業ですが、私の試行錯誤を繰り返して改善を行う、という性格を活かせば息を吹き返すことができると考えています。」

 

このように自己PRでは【結論】→【理由】→【仕事へどう活かすのか】という形を忘れないようにしましょう。

 

まとめ

ESは、求職者の第一印象を決める要因になり得る重要な書類です。誤字脱字は言うまでもなく、文章の構成が雑であると学がないイメージを持たれてしまうかもしれません。また、手書きの場合は字の綺麗さによって印象が変わってくることもあるでしょう。

いくら面接の受け答えに自信があっても、ESの印象が悪ければマイナスイメージからのスタートとなり、また、面接に進めない可能性もあります。

そのようなことにならないよう、ポイントを抑え、ESの書き方をマスターしましょう。