面接で好印象を残すための話し方

 

 

「面接でいつも落とされる」

「面接官と対面すると上手く話せない」

「面接でどうやったら好印象を残せるんだろう?」

というお悩みを抱えている就活生は多いのではないでしょうか。

 

就職活動の面接でどんなに素晴らしいことを言ったとしても言葉遣いや受け答え、話し方のマナーが悪ければそれだけでマイナスとなってしまいます。

せっかく良い自己PRを考えてきたのに、話し方で評価を落とされるのはもったいないですよね。

 

しかし、企業側としては面接でのあなたの言葉遣いや受け答え、話し方はそのまま会社の上司や顧客に対する態度として置き換えられます。

そのため、面接で好印象を残すためには話し方のマナーに注意する必要があります。

 

この記事では、「面接で好印象を残せる話し方」を紹介していきます。

「これから面接に臨む」という方はぜひ参考にしてくださいね。

 

面接で好印象を残す話し方①言葉遣い・受け答えに注意する

言葉遣いや受け答えによってその人の第一印象が決まります。

ビジネスシーンだけでなく普段の会話でも重要なポイントなので、覚えるようにしましょう。

 

一人称は「わたくし」「わたし」

面接だけでなく誰かと会話する際、一人称の使い方によって印象がガラリと変わります。

ビジネスシーンにおいて一人称を「僕」「俺」「うち」などにするのは幼稚に聞こえるので避けましょう。

ビジネスシーンでの一人称は「わたし」か「わたくし」に固定するようにしましょう。

普段使っていないので咄嗟に「僕」「俺」「うち」などが出てくることもあります。そのときは「失礼いたしました、わたくしは/わたしは〜〜」と言い直すと良いです。

 

「うーん」「あー」「えーと」などの口癖に注意する

面接では緊張してしまって普段使っている口癖などが出てしまう人や、緊張しすぎるあまり頭が真っ白になり、「うーん」「あー」と面接中に考え込んでしまう人が少なからずいます。

緊張するのは分かりますが、面接で好印象を残すためにはこのような「口癖」を極力出さないのが大切です。

話しの節々に「えー」「えーと」などの口癖が入ってしまうと、面接官に自信がないと思わせてしまうかもしれません。

また「上司や先輩、お客さんと話すときもこんな感じなのかな」と感じさせてしまうと更に評価が悪くなります。

面接だけでなく、普段の会話の中でも自分の口癖が出ないように意識し、適切な声量でハキハキと話すことを心がけましょう。

 

面接官が質問してから一秒置いて回答する

面接官の質問に被せて回答するのは印象があまり良くありません。

質問が終わってから必ず心の中で1秒ほど数えてから「はい、わたくしは〜〜」と回答するようにしましょう。

緊張すると早口になったり、質問に被せて「はい、はい、はい」と言ったりしてしまう人も多いので、そうならないように普段から意識するようにしましょう。

 

面接で好印象を残す話し方②姿勢・表情に注意する

言葉遣い・受け答えの次に面接で注意すべきことは「姿勢・表情」です。

だらしない姿勢や笑顔のない無表情の人を採用したいとは思いませんよね。

なので、最低でも以下のポイントは意識するようにしましょう。

 

姿勢を正し、相手の目を見て話す

受け答えの時に目がキョロキョロしていてどこを見ているのか分からなかったり、猫背で姿勢が悪かったりすると、面接官に良くない印象を与えてしまいます。

面接以外でもそうですが、目を合わせなかったり、下を向いていたりすると、どこか自信がないように見えるのも無理はありません。

 

なので、面接では姿勢を正し、面接官の目を見て話すことを意識するようにしましょう。

 

口角を上げ、笑顔を意識する

面接のみならず普段の会話をしているときでも「表情」というのはとても重要です。

暗い顔で話していても誰も楽しくありません。

 

ですので、普段からできるだけ明るい表情で話すことを意識しましょう。

そのために気をつけるべきは「口角」を上げることです。口角を上げることで、自然と笑顔をつくることができます。また、面接のときにより自然な笑顔を出すためには、普段から口角を上げて微笑む練習をしておくことが重要です。

 

抑揚をつける

話す内容によって抑揚をつけるようにしましょう。

声量が一定で抑揚がない話し方だと、どうしても棒読みに聞こえてしまい、相手に強調したい内容がどこか分からなくさせてしまいます。

 

そのため、面接ではメリハリのある話し方を意識することが大切です。

具体的には自分が強調したい内容のところで少し声を大きく張り上げる程度で問題ありません。

 

強調するべきポイントは、自己PRでは具体的な数字や結果、会社にどう貢献できるか、などです。

面接官に最もアピールしたい部分を事前にピックアップし、抑揚をつけた話し方を普段から練習しておくと本番で良いパフォーマンスを発揮することができます。

 

ボディランゲージを使う

抑揚と並んで自分のアピールしたい部分を強調する方法が「ボディランゲージ」です。

話が盛り上がってくると自然とボディランゲージが出てしまう人も多いのではないでしょうか。

 

無理に出す必要はありませんがボディランゲージを積極的に使用することによって面接官に「本気でそう思っているんだ」と感じさせることができます。

 

その結果、面接官に熱い思いが伝わり印象に残りやすくなります。

 

ほとんどの企業は、コミュニケーション能力を応募者に求める最低限の条件として設定しています。そのため、就職活動の面接においては、話す内容に加え、話し方にも気を配る必要があります。ビジネスの場にふさわしい表現や適切な間の取り方などのポイントを抑え、顧客や上司とのコミュニケーションをスムーズにできる人材というイメージを持たせましょう。